現美新幹線 停車駅

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現美新幹線の停車駅は上越新幹線の5つの駅

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停車駅そばに住んでいる人たちにとって現美新幹線はどのような存在なのでしょうか?

 

現美新幹線はアートや新幹線といったものとの距離感を考え直すきっかけ、停車駅が身近な人にとって特に面白い体験になりそうです。

 

重要文化財で気づいたこと
  • アートはありがたがるべき存在なのか?
  • 特別な場所で、あがめたてまつる存在なのか?

そんなことを考えてしまいます。

 

アートとは多少趣が違いますが、重要文化財の仏像を田舎まで観にいったことがあります。

 

その仏像は寺に「収蔵されている」といった風ではなく、本尊がたまたま重要文化財になったというたたずまいでした。

 

観光とは無縁な素朴な村にある、特別立派でもないお寺の仏像は、重要文化財でありながら権威とは無縁。

 

もちろん、それをわざわざたずねてくる人もそれほど多くはありません。

 

ですから逆にその存在の大きさなり、仏像の本来の役割、つまり地域の信仰を担うといったこと、が実感できたのです。

 

これは、観光客であふれる有名な寺院で人ごみにまぎれて垣間見る重要文化財からはわからないことなのです。

 

アートの意味自体を問い直す作業

アートもある意味同じような存在ではないでしょうか?

 

美術館という特別な場所に展示されている時点で、権威付けがなされてしまい、アート本来がもつものがわかりづらくなる。

 

本当ならばそれ自体が持つ力をもっと感じられるはずなのに。

 

これは、どうでしょうか?身近にあって生活を豊かにしてくれるものがアートではないでしょうか?

 

、、、まあ目的次第なのかもしれませんが。

 

日常生活の延長としての現美新幹線

現美新幹線の試みは、新幹線を特別な場所とみるか、日常生活の延長とみるかで受け取り方がずいぶん変わると思うのです。

 

新潟~越後湯沢を走る現美新幹線、停車駅は新潟、燕三条、長岡、浦佐、越後湯沢の5つ。

 

日常生活で新幹線を利用している人自体少数派ですが、沿線の人たちにとっては身近な存在。

 

ですから現美新幹線が走るから何だ?という感覚が強いに違いありません。

 

しかし、停車駅のそばに住む人だからこその現美新幹線の楽しみ方があるのではないでしょうか?

 

ツアー客と指定席で全ての座席がうまっている(であろう)6月末までは、ちょっと楽しめそうにありません。

 

しかし、それ以降は自由席もずいぶん増える予定ですからぶらっと新幹線に乗る、という停車駅ならではの楽しみ方もできるはず。

 

加えて、現美新幹線ですから特別な料金が必要というわけでもないのです。

 

日常とちょっとだけ離れたところにある新幹線と美術を一緒に楽しむ。

 

これは、わざわざ乗りにいく人には絶対にできない楽しみ方、感じ方です。

 

停車駅そばだからこその距離感。

 

住みなれた地域だからこそ、気づかなかった地域の良さの再発見のきっかけになるかもしれません。

 

これは、かなり贅沢な楽しみになりそう、そんなことを考えてしまうのです。

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