担当アーティストがそれぞれ担当する現美新幹線の車内
現美新幹線はカッコいい外観ですでに話題を呼んでいますが、当然車内も凝りに凝ったものになります。
各車両の車内ごとにアーティストが1組振り分けられる。車両ごとに車内の雰囲気はがらりと変わるのです。
現美新幹線、ますます興味をひかれます。
現美新幹線、人気のフォトグラファー蜷川実花さんがデザインし、彼女の作品でラッピングされた車体は非常にカッコいいのです。
それだけでも充分人気が出そうなのですが、現美と名乗り「世界最速の美術館」をうたう以上、それだけではありません。
まず、窓は片面しか開いていません。
窓のない壁面一帯は、アートが展示されるギャラリーになります。
また、そのギャラリーは車両ごとに担当アーティストが決められ、それぞれの個性を楽しむことができる仕掛けです。
そのアーティストは国内外で活躍する7組、新潟地域の活性化という、現美新幹線の目的に賛同した人ばかりが選ばれています。
例えば、探検家・写真家の肩書きを持つ石川直樹さんは、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表しています。
この簡単なプロフィールを見ただけでも、石川さんの写真が新幹線に展示されると、何か特別なマジックが起こりそう。
また小牟田悠介さんは、折り紙の展開図を元にした抽象絵画や鏡面ステンレスを用いた立体作品で有名なアーティスト。
どことなくスピードを感じる作風から考えても、現美新幹線の車内こそ展示にふさわしいスペースではないかと想像します。
海外からはアメリカ出身のブライアン・アルフレッドさんが参加。
極力陰影を廃した、まるで初期のCGを思わせるドローイングが、返ってリアルでメッセージ性を強く感じさせる作品で有名です。
こんな車両が7両も連なっている、これはかなり楽しそうです。
また、現美新幹線には「カフェスペース」も連結されており、地元新潟にちなんだコーヒーやスイーツも楽しめるといいます。
コーヒーは新潟県内だけでなく、その美味にひかれて遠方よりも客が訪れるという「ツバメコーヒー」が提供。
スイーツは魚沼産のコシヒカリを用いたものになるというこだわり具合です。
加えて、カフェスペースにはキッズスペースも設けられているとか。
車内についてはコンセプト図的なものしか公開されていませんので、実際はどうなるのかは想像でしかありませんが、、、。
高速で移動する中ならではの斬新な車内になるのではないかと夢想、こちらも楽しみになってきます。
アートというと何かと高尚なものに感じて、とっつきにくそうですが、場所が変われば印象も変わるもの。
現美新幹線の車内で楽しむ作品は、美術館で鑑賞するときとは、また違った印象を与えてくれるに違いありません。
新潟まで足を伸ばすか、、、今、私はそんなことを考えています。
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