現美新幹線の運賃の裏側については考えない!!
現美新幹線には多額の改装料金がかかっているので、運賃が上がるのかと思ったらほとんど上がりません。
通常の新幹線と変わらない運賃で現美新幹線が楽しめる、これは何が裏があると考えるべきなのか、どうなのか、、、。
秋田新幹線E3系の「こまち」を黒基調に塗装、新潟県出身の蜷川実花さんの手による長岡花火大会の写真でラッピング。
現美新幹線の改装費用については数億円といわれていますから大変なもの。
外装をラッピングするだけならば、それほど費用はかからないとは思いますが、現美新幹線の場合は内装も大幅にリニューアル。
窓を片面つぶしてしまう、座席数も半分以下にしてしまう、こんな大規模なことをやっていたら、そりゃお金はかかります。
参加アーチストの皆さんにもギャラは払わなくてはいけないですしね。
で、通常の企業ならば、現美新幹線の改装費用をどこで賄うか考えて、減価償却で頭がいっぱいになるはずです。
回収できない設備投資は全く意味がありませんから、現美新幹線の運賃に上乗せして、元を取ろうとします。
そこで、心配になるのは運賃、一体いくら上乗せになるのでしょうか。
まだ正式な発表になったわけではありませんが、現美新幹線は約120日間の運行を考えているといいます。
1日3往復、120日間ですから720本の運行が予定されている、1本の現美新幹線の定員は編成図からみると約120人。
改装費を2億円と見積もった場合、一人頭の割増運賃を2,300円増しにすれば元はとれるという計算になります。
さて、現美新幹線のすでに発表になっている運賃は新潟~越後湯沢間で大人が5,400~5,900円、こどもは3,700~4,000円。
これで、オリジナルパンフレットと「スプーン・フォークセット」がついてきます。
えっと、新潟~越後湯沢の普通車指定席の料金は繁忙期に大人で5,580円ですから、、、え?20円アップしかしてないの??
これはちょっと驚きの運賃、現美新幹線大丈夫なのか?
先ほどの現美新幹線の運賃については、6月いっぱい分、つまり指定席料金です。
7月からは自由席での運行も始まりますから、ひょっとして乗車率をものすごく上げて元を取るという考えかもしれません。
といっても400%とかは流石にできないでしょうし、大幅に運賃を値上げするというのもできないはず。
他にも改装費用の試算が間違っている、定員はもっと多い、運行本数も7月からは大幅に増えるなど考えられます。
しかし、それにしても20円アップではパンフレット代金すらペイできてないと考えるべきでしょう。
新潟観光のPRになる、越後湯沢までわざわざ足を運んでくれる経済効果を考えれば充分にペイできる。
まあ、ひょっとすると新潟県から多額の予算がついているのかもしれません。
それに目くじらを立てる気もありませんが、いずれにせよ、現美新幹線はものすごく太っ腹な運賃が設定されている。
これだけは、間違いありません。
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