現美新幹線の内装が明らかに!展示する空間か空間を展示するのか?
現美新幹線の内装が明らかになりました。
すでに公開されていた、イメージ図を大きく上回るインパクトの内装ばかり。
これは興味をますますひかれます。
先日ついに現美新幹線の試乗会が行われ、今まで明かされてこなかった内装が、お披露目されませいた。
黒を基調にした外装は目撃情報も多く、すでに話題を呼んでいますが、現美新幹線のコンセプトは「世界最速の美術館」。
美術館の主役は展示されている美術品。
今回の試乗会で、現美新幹線の内装がお披露目されたことにより、ついに全貌が明らかになったといえるでしょう。
現美新幹線は6両編成で、各車両ごとに担当アーティストが定められており、それぞれ統一されたイメージを持っています。
乗客は各車両を、自由に見て回れる仕組みになっており、車両に足を踏み入れるたびに異なった世界観に浸ることができるのです。
現美新幹線6両の内装は、大きく3種類に分けられます。
通常の新幹線同様、進行方向に据えられたシートが設けられている11号車。
12、14~16号車は片面が全て展示スペースになっているので窓がなく、ソファ状の座席が車両中央向きに設置されています。
そして13号車はキッズスペースとカフェ。
これもそれぞれ担当アーティストがおり、たんなる子どもの遊び場にとどまらない内装になっているのです。
キッズスペース、普通に聞くと遊具が供えられた適当な空間のイメージですが、現美新幹線はさすがに違います。
置かれている遊具はプラレール、、、新幹線の中で新幹線で遊ぶという発想からしておもしろすぎるのです。
そして初代0系のボディカラーを意識したのか青がメイン、プラレールの線路をイメージした曲線が随所にデザインされています。
つまり、プラレール専用スペース?担当したのは絵画・彫刻を手掛けるグループ「パラモデル」です。
また通常の新幹線に、最も近い内装になっている11号車は、アートが展示されている他の車両とは逆の発想。
通常の車両を素材として、アーティストが腕を振るったら?という趣の内装になっています。
座席も通路もカーテンも、グレーにライトイエローの配色、これは落ち着きません。
移動のための内装ならば、できるだけ乗客が疲れないように落着いた配色を考えるものですが、現美新幹線は目的が鑑賞。
移動時間を快適に過ごすのではなく、アートそのものの内装の中に身を置くという、非日常感を、ここでは楽しむべきなのです。
担当の松本尚さんはこれまでも、服や日本家屋の内装など、平面に捕らわれない作品を発表してきたアーティスト。
その経験が、存分に生かされた作品となっています。
内装も明らかになり、ますます興味を引かれる現美新幹線、6月いっぱいのチケットはすでに完売しているとか。
自由席も設けられる7月からが本番といったところでしょうか。
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