人気のカシオペアと期待の北海道新幹線。必要なのはどっち?
カシオペアと北海道新幹線の2大巨塔は実現なるか?
北海道新幹線は、東北のカシオペアになれるのか!?
北海道新幹線新幹線開通にあたり共有する青函トンネル。
大人気のカシオペア車両も青函トンネルを走る予定でしたが、なかなか上手くいかないようです。
北海道新幹線も必要ですが、今まで作り上げてきたカシオペアの歴史も大切にしたい。
カシオペア寝台特急は、JR東日本、JR北海道等が上野駅から札幌駅間を東北本線や津軽海峡線室蘭本線といろんな路線を経由して運行されています。
日本の本州と北海道を乗り換えなしで結ぶ、寝台特急は1988年にすでに北斗星が運行されていました。
更に1989年からはトワイライトエクスプレスが運行され始め、この2機種は今でも大変人気の高い車両で、いわゆる鉄オタ(鉄道オタク)の人だけでは無くとも一度は耳にしたことのある人が多い様です。
その人気の2機種の車両の更に上、フラッグシップトレインとして、JR東日本が新たに製造したE26系客車を用いて、1999年から運行を開始しています。
全客室の、2名用という贅沢な作りの客室のため、他の寝台特急よりも高額な料金が必要になるにも関わらず、大変人気が高く、寝台券は乗車日の1か月前から販売開始。
と同時に、一斉に売り切れてしまうという人気ぶり。
JRで働いている知人に聞いた所、
「入手はまず不可能。もしも30年以上発見処理の仕事をしている先輩でも、当たったことは殆ど無い。」
のだそうです。
ですが可能性は、ゼロではないため、何度も諦めずにチャレンジすることが、寝台券を手にする最大のチャンスと言えます。
寝台特急と聞くと寝ている間に、目的地に着いてしまうのか?
と、聞かれそうですが、決して止まらないわけではありません。
先ほども話しましたが【上野】を出発すると【大宮】→【宇都宮】→【郡山】→【福島】→【仙台】→【函館】→【森】→【八雲】→【長万部】→【洞爺】→【伊達紋別】→【東室蘭】→【登別】→【苫小牧】→【南千歳】→【札幌】
の順に停車していきます。
寝台特急自体の最高速度が、110Kmなので、新幹線と比べるとかなり遅く感じますが、情緒あふれる電車の旅をゆっくり楽しみたい乗客も大変多く見えますので、そのままの形が、長く続いて欲しいと思います。
そうなんです。
にわかにウワサになっているこの問題、実は現実味を帯びています。
2016年3月に開業予定をしている北海道新幹線は青函トンネルを通過して北海道に入るのですが、青函トンネルは、施工当時より、「新幹線が将来運行できるように」想定して作られています。
線路は3本用意されていて、その幅も在来線、新幹線と分けれるようになっています。
ですが、北斗星を始めカシオペアは従来の電気機関車では運行できなくなってしますのです。
その理由が架線電圧の問題。
北海道新幹線に合わせるため、架線電圧が在来線用の2万ボルトから新幹線用の2万5千ボルトへと変更されるのです。
北斗星やカシオペアも例外ではなく、2016年3月の北海道新幹線の改行を前に廃止という公算が大きくなっています。
ですが北海道、青森県、岩手県幹部は国土交通省を訪れ、カシオペアや北斗星を存続するよう要望書を手渡した様です。
もちろん新しい技術は大切ですが、人気のある鉄道をみすみす廃止にしてしまうのも個人的にはもったいないような気がします。
是非生きてる内に乗りたいと思ってましたが、夢は叶わないかもしれませんね。
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