北海道新幹線にはない贅沢!トワイライトの特別な時間。
北海道新幹線が開通することで、運行が終了したトワイライトエクスプレス。
時間としての北海道新幹線を選ぶか、ゆっくり贅沢な時間を過ごす、トワイライトエクスプレスを選ぶか。
どちらも欲しい!という方に、トワイライトの後継機誕生か!?
まだ記憶にも新しい2015年春、一台の列車が運行を終了させました。
名前を【トワイライトエクスプレス】
運行を開始した1989年7月より約26年間、多くの旅客を運んできたその列車は、当時、ツアー客のみの団体専用列車で、一般販売はされていませんでした。
関西の大都市、大阪駅から北の札幌までを結ぶその列車は、東海道本線を皮切りに、湖西線・北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線・津軽線・海峡線・江差線・函館本線・室蘭本線・千歳線の計12線区を経由して運行されていました。
列車名は、出発日の夕と翌朝の薄明を意味した、「トワイライト」がその名前の由来となっています。
この、どこまでもオシャレな列車は、約22時間、移動距離は最大で約1500Kmにも及びます。
最終日のトワイライトエクスプレスの寝台券発売日には、午前10時の発売と同時にわずか数秒で上下線ともに一瞬で完売しました。
2015年3月に開業する、北海道新幹線の影響と車両の老朽化問題で、トワイライトエクスプレスは閉業しました。
JR西日本は閉業理由に車両の老朽化と発表していましたが、トワイライトエクスプレスは、青森を経て、青函トンネルを通り北海道に進入していくため、どうしても電圧の問題があったようです。
もちろんそれはトワイライトエクスプレスだけでは無く、他の寝台特急にも波及していてトワイライトエクスプレスに限った事ではありません。
もちろん列車の本質は、乗客を安全に、早く目的地に送り、届けることが最終目的ではありますが、一つの嗜好として、列車を楽しむこともあります。
新幹線がまだ主流ではなかった時代、開通していない地域などでは、車両の中で寝泊まり出来る寝台特急は、唯一の遠方移動手段でした。
新幹線が多く普及することで需要が少なくなったとは言え、その熱望的なファンは留まることを知らず、年々増えているようです。
JR西日本は、そのような声も多く受け止め、トワイライトエクスプレスの一部を博物館に寄贈、保管するとしています。
2015年春に営業に幕を下ろした、トワイライトエクスプレス。
その名称は、2017年春からの営業運転を開始する、超豪華寝台列車【TWILIGHT EXPRESS 瑞風】に受け継がれます。
瑞風(みずかぜ)は吉兆を表すめでたい風という意味をあわせ持ち、瑞穂の国と言われる、美しいい日本を駆け抜ける、トワイライトエクスプレスが駆け抜けていくというコンセプトを持っています。
正に線路を走る一流ホテル。
夢のような時間が、待っていると思うと、鉄ヲタ(鉄道オタク)でなくとも、一度は乗車してみたいと思ってしまいますね!
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