夜行バス リスク

トップページ ＞ ぷらっとこだまと夜行バスで超格安な旅費に ＞ 危険？安全？夜行バスのリスク回避のために知っておきたいこと

ツイート　　

高速道路での夜行バスの事故が続いたことがありましたが、この事件からリスクもあることを改めて認識された方も多いかと思います。

 

では、どれでもやっぱり危険がつきものな乗り物なのでしょうか。

 

安くて便利な移動手段が助かるという人もいるなか、どんなことに気を付ければいいのか見ていきましょう。

 

最近、長距離バスの事故が続いたこともあり、その安全性について疑問視されることも少なくないのも事実です。

 

でも、安価で、しかもいったん乗ってしまえば目的地まで連れて行ってくれる長距離の夜行バスは、リスクもありつつやっぱり利用してしまう・・・という人もいることでしょう。

 

では、いったいどんなリスクがあるのかをまずはきちんと理解することから始めてみましょう。

 

長距離バスのなかにもさまざまなものがあり、危険性をはらんでいるものと比較的そうではないものがあります。

 

基本的なことから始めてみましょう。

 

まず、路線バスとの違いから述べていきます。

 

路線バスというのは、いわゆるよく街中を走っているバス停を順番にめぐるものです。

 

そのため、路線バスは、毎回同じ路線を定期的に運行させています。

 

○○駅前から◎◎駅前までを、どんなルートで何分かけて走り、運賃規定はどのくらいで・・・というものをきちんと「国土交通省」に申請をしています。

 

これに対して、長距離をいく夜行バスなどのツアーバスというのは、「旅をすること」が主目的です。

 

つまり、「旅行」が主たる目的ですから、「バスに乗る」ということは付属的なものでしかありません。

 

ですから、もしも事故などのリスクが発生した場合、責任はどこにあるかというと旅行会社になるわけです。

 

万一のことがあれば、責任はバス会社ではなく旅行会社にあります。

 

というのは、旅行会社が委託してバスを走らせているからです。

 

さて、今まで述べてきたことから私たち旅行者が夜行バスを乗るとき、誰と契約をすることになるのでしょうか。

 

安全面でのリスクを考えるときに必要な情報ですので、少し考えてみましょう。

 

前述の路線バスであれば、私たちは直接バス会社との契約を結んでいることになります。

 

どこからどこまで乗ったからいくらを支払う、その代りバス会社は安全走行にて私たちを目的のバス停まで責任をもって運輸に努めます。

 

しかし、夜行バスの場合はバス会社ではなく旅行会社と契約します。

 

ですので、ツアーバスのトラブルは旅行会社に責任をもってもらうことになります。

 

直接的に、運行しているバス会社に責任がないというのは利用者にとってはリスクありと考えられますね。

 

最近でもスキーツアーの夜行バスの事故がありました。

 

実は、２０１２年にも事故があり、その際、国交通省はこのことをきっかけに、高速を走る「乗合バス」と「ツアーバス」の一本化を制度化した「新高速乗合バス制度」を定めたのです。

 

これにより、利用者側のリスクはどう変化したのでしょうか。

 

従来、夜行バスなどの高速の長距離ツアーバスは、乗車の予約を募り、下請けのバス会社に運行させていたのですが、リスクなど問題もいろいろとありました。

 

そのデメリットとは、

 

「旅行会社に安全責任がない」「利益を優先させるため、下請けのバス会社に無理な運行を求めがち」などのような状態になっていました。

 

制度改定後は、旅行会社がバスを所有する必要が出てきました。

 

そのため、安全責任は全て旅行会社が負うようになったわけです。

 

ただ、夜行バスなど車両が足りないときは、バス会社に委託はできます。

 

しかしながら、安全管理が行き届く範囲の台数の制限があります。

 

これによって、

• 「安全性の向上」
• 「バスの停留所に停車してもよい」
• 「乗車人数が少ないときでも運行できる」

などのメリットが生まれました。

 

逆に、デメリットも生まれました。

• 「コストが高くなる可能性」
• 「定刻になったら出発しなければならない」
• 「便数が減る」

などです。

 

定刻になると出発するというのは、今では当たり前ですが、旧制度のときには遅刻した乗客を５分ほど待っていたりもしていたようです。

 

それでも、安全面でのリスクを減らせるという最大のメリットは私たち乗客にとって最も大事なことですから新制度になってよかったといえそうですね。

ツイート　　

スポンサーリンク