北陸新幹線 n700系

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鉄道オタクならずとも、新幹線の車両に「n700系」という種類があることはご存知でしょう。

 

これは一体どんな車種なのでしょうか。

 

また、北陸新幹線に使われている車種とはどう違うの？

 

鉄道には全くと言っていいほど興味の薄い私ですが、それでも「n700系」というキーワードは耳にしたことがあります。

 

新幹線では非常に有名な車両ですよね。

 

東海道新幹線や山陽新幹線で使われていることは知っていますが、どんな特徴があるんだろう？と多い、調べてみました。

 

最大の特徴は、とにかくスピードが速いこと！

 

「車体傾斜装置」が装備してあり、急カーブでも270km/hで走行できるのだそうです。

 

どんなカーブでも減速せずに走れるというのは、新幹線の世界では画期的なことらしいですよ。

 

山陽新幹線の区間では最高速度300km/hを出せるようになり、東京～博多駅間の所要時間がググッと縮まって最速約5時間で結ぶことができるようになりました。

 

他にも、

 

• 座席の幅が広くて快適。
• 空気抵抗が低く抑えられるデザインになっているので、速度は速くても電力消費量は従来車両の32%OFF、省エネ効果が高い。
• 社内に防犯カメラがついている。

 

などの特徴があります。

 

これだけメリットが多いn700系ですから、「きっと新たに開業する北陸新幹線にも採用されるはず！」と思いきや、北陸新幹線には使われていません。

 

一体、ナゼなの！？

 

北陸新幹線に採用されているのは、「E7系」と「W7系」という車両です。

 

ここでまず、「なんで2つあるの！？」という疑問が生じますよね？

 

実は、この2つは機能的にはほぼ同一です。

 

じゃあ、なぜわざわざ名前が２つあるのか？というと、保有する会社が違うのです。

 

E＝East＝JR東日本、W=West＝JR西日本を意味しており、E7はJR東日本、W7はJR西日本が所有する電車だということ。

 

これは、車体に描かれているロゴを見れば見分けられます。

 

なぜこんな複雑なことになっているのか？というと、北陸新幹線はJR西日本とJR東日本が相互に乗り入れするからです。

 

車両の開発も両者が協同で行ったんだそうですよ。（実際に製作したのは川崎重工業、日立製作所、近畿車両、その他JR東日本の傘下にある車両製作会社です）

 

となれば、どちらか一方の主張を押し通すわけにはいきませんものね･･･って、正直、乗客からしてみれば「いつまで西だの東だの言ってんだよ！」って感じなのですが（笑）。

 

さて、そんな北陸新幹線のE7／W7系車両ですが、「新しいからにはn700系よりも速いんでしょうね！？」と思いきや、これが最高時速260km／hしか出ません。

 

つまり、速度の面では、300km／ｈ出せるn700系より劣っているということなんですね。

 

エッ･･･n700系よりも新しい車両なのに、遅いなんて･･･ダメじゃん（笑）！と思われるかもしれませんね。

 

ただ、その分、デザイン性や車内の快適性は高くなっていると言われています。

 

例えば、北陸新幹線では全席に電源コンセントが付いているそうです。

 

これ、スマホの充電が切れた時はとっても助かりますよね！

 

「高速」を追求すると全座席にコンセントをつけるというのは技術的に難しいのだそうですが、速度にそこまでこだわっていない北陸新幹線だからこそ、それが実現できたということです。

 

また、これは乗客にはあまり関係のないことですが、床下についている機器の点検やメンテナンスがしやすい構造になっているんだそうです。

 

ということは、点検作業にかかる時間を短縮できるというメリットがあるわけですね！

 

高速を追求しない分、騒音が生じにくいので先頭（ノーズ）部分のデザインの自由度が高かったという話もあります。（騒音を軽減するためにはノーズ部分を細長くしなければいけないんだそうです）

 

いずれにしても、n700系とは違った意味で優れた魅力があるということですね！

 

なにはともあれ、一度は乗車してその魅力を実感として確かめたいところです。

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